2013年12月7日土曜日

タイ旅行

長年続いてきた、「バリ/ウブッド通信」も140号にて終わりにしました。これに変わって新しく「悠々自適」というブログを作りました。これからはこのブログで私の生活情報をお届けします。


「タイ旅行」

25年前にタイに行った時、チェンマイからゴールデン・トライアングル(ラオス、ビルマ、タイの国境が交わった地域)を3泊4日でトレッキングをした事があります。当時はクンサー将軍が率いるゲリラが地域を収めていて、カレン族、ヤオ族、アカ族達の山岳民族にケシを栽培させてヘロインを世界に販売しその資金で武器を購入しゲリラ活動をしていました。ミャンマーがビルマに戻りクンサー達も今は居ませんが未だにケシを栽培しています。この旅の拠点であった、チェンマイは25年たって訪れた時には大都市化して、当時の面影もありませんでした。観光化した街は既に文明の恩恵を受けた都会でした。


チェンマイから30分ほど行った所にカレン族の首長族の村が再現され観光地として人気を呼んでいました。彼らの織りものを織る姿やきれいに着飾ってお土産を売っている姿は少し淋しい思いがしましたが、素朴で優しい人柄は変わっていませんでした。ここには他にヤオ族、アカ族もいて、山岳民族パークになっていました。やはりトレッキングをして山をそして村を訪ねないと、と思った次第です。

バンコックも凄い都会になって日本の車と企業の工場だらけ、カオサンロードの近くに泊まっていた頃の面影はありますが、当時はヒッピーとバックパッカーばかりでしたが、今は一般の観光客が多く目立ちました。変わっていないのはお寺だけ、しかし観光バスが沢山の人を連れてきます。ゆっくりとしたお寺の情緒はなく、いろんな国の言葉が飛び交って、デジタルカメラと携帯のカメラで写真を撮る人ばからりが目立ちます。時間は街も人も変えてしまいます。今回の小旅行は入籍一年記念の旅で、家内は初めてのタイを楽しんでいました。ワット・ポーも何回来てもその威厳は変わることなく、金色の永遠の涅槃像がホッとさせてくれます。


25年たっても旅のスタイルは一緒で安いゲストハウスに泊まって街を散歩、屋台で食事をする楽しさはそのバリエーションの豊かさで楽しませてくれます。色んな店の前に並べられた海の幸、山の幸を見極めて美味しそうな屋台を探すのも楽しみの一つ、ナイトマーケットやサンデーマーケットを歩きその地の産物、工芸品や食べ物をエンジョイで来ます。しかし、若い頃よりは脚力が衰えて、休憩する回数も増えて、ゆっくりした探索を余儀なくされます。夜も早く床に就き朝早く起きて街を散歩。アジアの都会化は凄い勢いで近年進んできました。かなり田舎の方に行かないと昔のアジアが味わえないようです。今回はよく歩きました。お陰で夜はマッサージ三昧、しかしタイマッサージの強いもみ具合でバリに帰ってから腕が痛くアザになっていました。フット・マッサージくらいが丁度いいみたいです。
今回は久しぶりのタイへの旅行でお寺と食べ物が変わってなくて、この二つを満喫しました。


チェンマイのサンデー・マーケットで疲れた足をマッサージしてもらう。







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